価値観の相違
私達が日常使っている腕念珠(ブレス)を、アメリカやヨーロッパ
の人は理解できない...こんな話をネット上で見かけた。
心の中で「あったりまえじゃん!」って呟いた(笑)
私達が日頃つけているブレスの原型は数珠、念珠から来ている
と言われてる。お葬式で使う数珠を略式化したもの。
だから当然、厄除け的な意味合いやお守り的な意味合いを
持っているもので、仏教の流れから来ているもの。
日本人にとっては非常に身近で受け入れやすいひとつの
「文化」と「価値感」。
アメリカやヨーロッパの人が理解できないってのは
単純に宗教観の違いじゃない?って思う。
事実、アメリカにはビーズはほとんど無い。
それは単純に需要がないから。
例えばメロディさんのとこではスーパーセブンのビーズなんて
作ってないわけで、世に出回るスーパーセブンと呼ばれる
ブレスは「エレスチャルアメシスト」という鉱物。
メロディさんから販売されたエレスチャルアメシストだけを
「スーパーセブン」という、いわば「登録商標」。
メジャーな名前だけどメロディさんのとこで作らない為に、
同じエレスチャルをビーズにして通称「スーパーセブン」と
呼んで販売しているところがほとんどなのです。
それ位アメリカではビーズ=ブレスという文化がない。
また「日本では高くて買う気にならない。」という記述も。
これはなんだかんだ言っても石を一つの「モノ」としか
見ていない証拠で、石を愛する者として悲しくなってくる。
何が高くて、何が安いのか。これこそ価値観の相違。
人それぞれ違うわけで...。
安いものが欲しけりゃ安いものを買いに世界を飛び回れば
いい。日本でも探せば出てくるだろう。それを否定はしないし
そうしたければそうすればいい。
でも石との関わりって、そういうことじゃないんだよなぁ...。
大切なのはその石を持つ人の「価値観」。
高価な石でも「安い」と感じる人もいる。
安価な石でも「高い」と感じる人もいる。
つまりはその石を持つに相応の価値観、考え方が
備わっていなければ何を持っても「豚に真珠」。
しっかりとした価値感をもっていれば安いものでも輝きを
増して、様々な気付きをくれる。そして段々にレベルアップ
していけばいい。これ真理。
単純に日本と海外の価格を比較して高いだ安いだって...。
ブランドものだって海外行けば安く買えるじゃん。
「何にもわかってないね。」
石がそう語りかけてくるような気がした。
2010年12月16日 11:55ノ雑記